茨城県のお客様から修理依頼を頂いておりました「ALTEC アルテック 755E リコーン」を本日出荷致しました。
リコーン作業はバラバラの状態のボイスコイル・ダンパー(スパイダー)・ダイアフラム・リード線・コーン紙を組み立ててからスピーカーユニットのマグネット・フレーム側へ組み込み最後にセンターキャップを取り付けます。JBLやALTECのスピーカーユニットの多くはボイスコイル・ダイアフラム・コーン紙・リード線を組み立ててからボイスコイルセンター出し用のガイド(筒)を磁気ギャップ内に差し込みマグネット・フレーム側に取り付けて最後にセンターキャップを取り付ける工程ですがALTECの755Eはコーン紙とセンターキャップ(ダストキャップ)が一体型の為、コーン紙とボイスコイル・ダンパーを組み立てた後でボイスコイルセンター出しのガイド(筒)が使用出来ず非常に難易度が高い作業となります。この手の作業は理屈よりも経験と感覚の作業なのだろうと思います。
おかげさまで全国のお客様からたくさんのスピーカーの修理・メンテナンス依頼やロックスでレストアを行った中古ヴィンテージスピーカーをご購入頂いております。すべてのお客様へ心から感謝申し上げます。
スピーカーの故障や不具合で修理をご検討されているお客様、改造・グレードアップ・カスタム、JBL、TANNOY、ALTECなどメンテナンス済みの良質なヴィンテージスピーカーのご購入をご検討されているお客様はお気軽にご連絡下さい。現在大変混みあっており多少の施工期間を頂く場合もありますがお客様のご要望に出来る限り細く柔軟に対応させて頂きます。
修理項目
・Electro-Voice SP12B ボイスコイルセンターアジャストメント・出音調整 ペア
・ALTEC 755E リコーン(材料支給) ペア
修理価格
¥60,480-