【出張修理】JBL D44000 Paragon パラゴン中期型 LE15A 375 075 LX5 N7000

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お客様からご依頼頂きました『【出張修理】JBL D44000 Paragon パラゴン中期型 LE15A 375 075 LX5 N7000』のご紹介です。1965年に日本国内へ輸入されて流通が始まったJBLを代表するスピーカーで今でもファンを熱狂し続け、名機として君臨する『JBL D44000 Paragon パラゴン』。私はこれまでに前期、後期、中期と何体ものパラゴンを手掛けてきました。前期型のウーファー150−4Cはリブなしでエッジ一体型の薄いコーン紙が使用されており出音は軽くてレスポンスが早い軽めの音質です。薄いコーン紙は音が歪みやすいという弱点があります。中期型のウーファーLE15Aは2231Aなどと同じような構造のリブありの厚くて重いコーン紙を使用している為150−4Cと比べレスポンスは劣りますが圧倒的に低音の量感は勝ります。リブありの厚いコーン紙は音が歪みにくいという利点があります。マグネットは両方アルニコです。ドライバーは375、ツイーターは075と前期型と中期型共通です。後期型になるとウーファーとドライバーのマグネットがフェライトに変更されます。ツイーターは変わらず075。往年の名機とはいえど発売から何十年も経っておりキャビネット木部やネットワークや配線など劣化していますのでメンテナンスが必須です。今回はキャビネットの一部が欠けており、補修のご依頼を頂きました。