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スタジオモニターの発売とプロ市場での躍進《JBLの歴史4》

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PA分野での成功は音楽関係者、音響技術者たちの間でJBLの評価を高めました。PAはパブリック・アドレスの略で、通常は音の拡声装置を意味します。たとえばロック・コンサートのステージに山積みになっているスピーカーがPAのスピーカーです。   JBLはプロユースの市場へ本格的に参入することになりました。売り込む製品はモニター・スピーカーです。モニター・スピーカーは録音スタジオや放送局で音声をチェックするために使用するスピーカーです。また大音量のロックやジャズのコンサートではミュージシャンの足下にも置かれます。   JBLはすでにスピーカー単体ユニットやパーツをスタジオや局に納入していましたが、モニター・スピーカーのシステムとして販売をはじめたのは1962年です。C50SMという製品でした。アメリカの多くの放送局やレコーディング・スタジオで使用されたものの、この分野ではトップのアルテック社を追い抜くことはまだできませんでした。   C50SMはプロ用だから無骨な箱形です。大きさは中型の冷蔵庫ほど、重量は60キロ以上ありました。JBLはこれと同じユニットを家庭用に作り替えて発売しています。それが歴史的な名機のひとつ「オリンパス」です。   1972年、JBLの新しいモニター・スピーカー、4310、4320がデビューします。サイズ、重量ともC50SMの60パーセントまで削られました。きわだったのはデザインの斬新さです。ライバルのアルテック社のモニター・スピーカーがいかにも放送設備の一部、という外見だったのに対して、はるかに洗練されたスタイルでした。JBL独自の「スタジオモニター」という名称も、この4310、4320から始まります。   1976年、アメリカの音楽雑誌『BILL BOAD』の調査で、JBLの「スタジオモニター」が、もっとも多く録音スタジオで使用されているという結果がでました。やがて「スタジオモニター」は一般の音楽ファンやオーディオマニアに注目されはじめます。そのデザインも音楽ファンの目をひいて、家庭でも愛用されるようになりました。「スタジオモニター」はJBLの主力製品になったのです。
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