JBLスピーカーには、いくつかの種類とその分類をすることができます。1つの考え方ですべてのスピーカーを網羅することは難しく、いくつかの方法によって分類することになります。

  1. 放射方法による分類
  2. 構成による分類
  3. 変換方式による分類
  4. 再生帯域別による分類
  5. 振動板による分類
  6. 用途による分類

などが考えられます。

 放射方法による分類では、直接放射形(最も一般的で目にする型)ホーン型(ラッパ状)、イヤホンやヘッドホンの内臓スピーカーの3つに分類できます。構成による分類は1つのスピーカーユニットで可聴周波数帯域をカバーする全帯域型や2ウエイ、3ウエイ、4ウエイといった帯域を分割してシステムを構成し音域をカバーするする複合型があります。

 変換方式による分類は8つの項目があります。ダイナミック、マグネチック、磁歪、コンデンサー、圧電型、放電型、気流型、焔(ほむら)型。ダイナミックは現在一番多く使用されております、マグネチックは現在高品位再生用として適合させることは難しく、JBLのスピーカーには現在見当たりません。

 圧電型では、高音再生などの振れ幅の小さい帯域に使われています。静電形は、全帯域形と中音専用形などがあります。放電形ではコロナ放電を使用したホーンスピーカーがあり、高音特性の優れた専用ユニットとして使われています。

 再生帯域では低音専用(ウーファー)、中音専用(スコーカー)、高音専用(トゥーイーター)など目的に合った区分になっています。また、これらを組み合わせることによって、ムラのない音域再生を目指すことになります。

振動板による分類では、コーン形(シングルコーン、ダブルコーン)、ドーム形(ハードドーム、ソフトドーム)、リボン形、平面駆動形などいろいろな種類があります。

用途による分類ではテレビ用(防磁型)や、楽器用、水中用、シミュレーション用(大音量再生)、パソコン等端末用(薄型防磁)などがあげられます。